先に行われました3月定例会最終日に

下呂館跡地買収で債務負担行為1億6千万が上程されました。

表決の結果

賛成11名
今井・松井・一木・服部・二村(金)
中島(達)・熊崎・木一・中野・田口・宮川

で賛成多数で可決しました。


この経済の厳しい時になぜ?


この問題はかなり議員間でも検討しました。


執行部の説明では債権者に対して3月末まで
に回答を求められている事が伝えられ、
今、議会では継続審議が出来ないことがわかりました。

震災以降、観光産業は昨年対比90%が限界で、各地の
観光地が昨年を下回る状況が続いています。

4月から12月までの9ヶ月間では市内各地の宿泊客
入り込み客ともに昨年を上回る数字と成りました。

【宿泊客】
下呂 昨年対比 102.8%
小坂 昨年対比 107.7%
萩原 昨年対比 107.3%
金山 昨年対比 100.7%
馬瀬 昨年対比  92.4%

【入込客】
下呂 昨年対比 102.4%
小坂 昨年対比 101.2%
萩原 昨年対比 101.0%
金山 昨年対比 113.7%
馬瀬 昨年対比  79.0%

※馬瀬地区は鮎シーズンの長雨と豪雨
 花火大会での雨が大きな影響を受けました。

従来の下呂温泉のみの観光から
自然、滝めぐりやまち歩き、パワースポット
など市内各地の観光が相乗効果が出た
結果だと思っています。

観光は従来の形態(バスでの団体)が変わり
お客様が観光地を選んで楽しむ時代に変わり
ました。

現在の下呂市において、様々な観光資源が
上手く調和して、お互いに魅力を引き出すことが
今後の下呂市の観光に大きく影響を与えます。

花火の効果の表れで、最近は下呂に若いカップルや
グループが多く訪れるようになりました。

旅行離れが進んでいる若者の取り入れには、各地で
かなり苦戦しています。

また、スポーツイベントをはじめとするコンベンション
この部門の伸びも多く、今年8月は既に予約が出来ない
状況です。

若者より、更に若い子供たちを誘致することにより、
その保護者(親・祖父母)の観戦客も増えていることにより
その人たちが、更なる下呂の魅力を知って楽しんでいただける
ように、様々な取組みが必要になってきます。

下呂館の取得は、中心街にある建物だけではなく
その上段には大きな駐車場を同時に取得しました。
(駐車場だけの売却は出来ない)

共産党の委員会たよりにランドマークの建設に10億円とも
ありましたが、ランドマークの建設は当面行わない事は議会でも
確認しました。


産業振興として、農業・林業・観光と分けると
一般財源では、総額の 農業が約6% 林業・観光がともに約2%
が使われています。

財政難で今後の行政運営をかなり悩みましたが、
下呂に多くのお客様をお越しいただくための投資として
今回の買収に賛成しました。

今後の運用には下呂温泉病院跡地との連携を含めた
有意義な運用を検討していきます。

※今回の財源は入湯税を充当するよう説明がありました。